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【割安高配当利回り銘柄】「双日」の株価推移と見通しについて

 

本日は総合商社の一角である「双日」について紹介していきたいと思います。双日は総合商社8社中、時価総額で7位(2019年9月30日時点)ですが、その額は約4,000億円と全企業の中では大きな規模を誇ります。

 

また、総合商社株として例に漏れず高配当利回り銘柄です。そんな双日の株価の推移を踏まえつつ、今後の見通しについて考えてみたいと思いますので、よろしければご覧ください!

 

 

【双日の事業】

まずは双日の事業から確認します。双日も他の総合商社と同様に、非常に多くの分野での事業を行なっています。双日では事業を9個のセグメントに分類していますので、それを以下確認していきます。

 

①自動車

完成車の輸出、組立製造および卸売事業、自動車ディーラー事業といった中核ビジネスを、経済成長著しく自動車需要の拡大が見込まれるASEAN、ロシアNIS、そして米国、日本を中心に展開中しています。また、新たな事業領域として品質検査事業や販売金融事業等にも取り組んでいます。

 

②航空産業・交通プロジェクト

経年機や退役機の中古部品を航空・整備会社に販売するパーツアウト事業や、民間航空機・防衛関連の代理店やリース、ビジネスジェットなどの航空事業を中心としながら、空港運営や鉄道などの交通インフラ事業や、新造船・中古船などの各種船舶および舶用機器を取り扱う船舶事業も手掛けています。

 

③機械・医療インフラ

機械では各産業の下支えとなる産業機械・ベアリングなどを取り扱っています。そして医療インフラ事業では、PPP(官民連携事業)型病院運営事業の拡大と周辺に広がるヘルスケア・ビジネスの創出に取り組んでいます。機械分野が含まれているものの、セグメント比率はそれほど高くはないのが特徴です。

 

④エネルギー・社会インフラ

LNG調達から受入基地・ガス火力発電までの一貫事業を中心とするガス・LNGバリューチェーンの構築を行っているほか、太陽光・風力発電を主体とした再生可能エネルギー事業を手掛けています。世界の脱炭素化の流れを受け、ガス・LNGそして再生可能エネルギーを拡大していく方針です。

 

⑤金属・資源

石炭・鉄鉱石・ベースメタル・レアメタルなどの金属資源や鉄鋼分野において、資源の権益投資やトレーディング事業に取り組んでいます。また、総合商社で唯一の炭鉱操業機能を持つことが特徴で、周辺炭鉱の操業請負事業なども行なっています。金属・資源分野はセグメント資産も大きく、純利益の大部分を占める主力分野となっています。

 

⑥化学

メタノールを中心とする液体ケミカルや、合成樹脂などの石油化学製品、工業塩・レアアースといった無機化学・鉱産系商品のトレーディング・事業投資を行なっています。売上総利益、純利益とともにセグメント構成比が高く、双日の中で主力事業であると同時に、総合商社の中でも上位に位置する事業規模と知名度があります。

 

⑦食料・アグリビジネス

アジアでの活動を中心として、アグリビジネス事業、飼料畜産事業、養殖や加工などの水産事業、食料事業(原料・食品)などを推進しています。セグメント構成比はそれほど大きくありません。

 

⑧リテール・生活産業

食品流通事業、商業施設運営事業、ブランド事業、消費財流通事業、繊維事業、林産資源事業など、消費者に製品・商品を届ける多種多様な事業に国内外で取り組んでいます。売上総利益やセグメント資産の構成比から見ると双日が力を入れている事業です。

 

⑨産業基盤・都市開発

海外工業団地開発・運営事業、都市インフラ関連事業、マンション(分譲・賃貸)開発事業、J-REIT運用事業、不動産総合管理事業、総合生活サポート事業などの不動産を中心とした多種多様な事業に国内外で取り組んでいます。

 

※参考:2019年3月期セグメント構成比

 

売上総利益

当期純利益

セグメント資産

自動車

18.0%

9.5%

8.1%

航空産業・交通プロジェクト

6.5%

5.9%

6.3%

機械・医療インフラ

5.7%

4.1%

5.9%

エネルギー・社会インフラ

7.9%

8.6%

13.8%

金属・資源

16.0%

45.0%

22.5%

化学

19.7%

13.4%

14.5%

食料・アグリビジネス

6.9%

3.4%

6.1%

リテール・生活産業

16.4%

8.5%

19.2%

産業基盤・都市開発

2.9%

1.6%

3.5%

 

総合商社の場合、資源・非資源の比率は重要視されますが、双日の場合2019年3月期は純利益の比率で、資源:36.9%、非資源63.1%となっています。さらに数年前まで遡ると、資源の利益はほとんど出ておらず非資源からの利益に支えられていました。

 

総合商社が軒並み資源価格の下落で赤字に陥った際も、非資源からの利益に支えられ黒字を維持できた双日は、総合商社の中でもリスクは低いと考えられます。

 

 

【近年の業績】

直近の業績は以下のようになっています。

単位:億円

営業収益

営業利益

純利益

2015年3月期

18,097

335

331

2016年3月期

16,581

292

365

2017年3月期

15,553

516

408

2018年3月期

18,165

598

568

2019年3月期

18,562

700

704

2020年3月期(予)

19,000

710

720

 

総合商社の傾向として、2015年〜2016年にかけて赤字もしくは大幅減益になっていることが多いですが、双日の場合それほどそのような傾向は見られません。

 

むしろ、純利益で見れば安定した右肩上がりを描いている状況です。また、営業収益・営業利益で見ても直近は安定していると言えそうです。収益面は問題ない、むしろ好調と判断します!

 

 

【株主還元について】

双日は配当に関する基本方針を打ち出しています。

 

配当を「安定的かつ継続的に」行うとともに、内部留保の拡充と有効活用により「企業競争力と株主価値を向上させる」としています。

 

さらに具体的には、2020年3月期までの中期経営計画において、連結配当性向30%程度を基本するとしていますので、増益になれば増配も期待できます。

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ここ数年の配当実績を見てみると、純利益・配当額・配当性向の全てにおいて増加傾向にあります。特に、増益・増配の傾向が強いことは今後にも繋がると考えます。

 

直近の配当利回りですが、まず双日の株価は335円(2019年9月30日時点)です。配当額は2019年3月期実績、2020年3月期予想とともに1株当たり17円となっていますので、配当利回りは5.1%です。

 

さすが総合商社ということもあり、配当利回りはかなり高くなっています。株主還元の視点では魅力的な銘柄だと感じています。

 

 

【割安性】

配当が魅力的とは言え、購入するかどうかの判断は難しいです。そこで割安性の指標であるPBRとPERを確認してみます。

 

・PBR:0.68倍(2019年9月30日終値)

・PER:5.82倍(2019年9月30日終値)

 

PBRは1倍を大きく下回り、PERもかなり低い水準となっています。総合商社全体の傾向でもありますが、数値上は割安と言えます。長期保有が前提ならば、今でも十分に購入できるタイミングだと考えています。

 

 

【株価の推移】

次に株価の推移を見てみましょう。過去5年間のチャート図です。

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5年前は150〜200円くらいで推移していた株価が、長期スパンで見れば右肩上がりになっています。現在は350円前後で推移していて、5年前から約2倍になっています。

 

おおよそ純利益と株価が相関関係にあるので、今後の株価も利益に紐付いて動くことが予想されます。

 

 

【今後の見通し】

最後に今後の見通しを考えていきたいと思いますが、まずは判断材料から出していきます。

 

「ポジティブな材料」

・高い配当利回り

・割安な株価

・好調な業績

 

「ネガティブな材料」

・株価の急上昇は見込めない

 

ポジティブな材料としては、好調な業績に支えられた増配と高い配当利回りがあります。それに加えやはり割安な株価もポイントになってきます。これだけで十分に買う理由になると思っています。

 

一方、ネガティブな材料としては株価の急上昇が期待できないことです。既に成熟した企業ですので、5倍、10倍にすぐになることはほぼ無いでしょう。しかし反対に株価が急落する可能性もさほど高くはないと考えます。

 

もちろん、5年程前のように資源価格の下落によって株価が下がることもあるかもしれませんが、総合商社は各社資源依存の収益体制への対策を進めているので、前回ほどの影響は無いと考えられます。

 

結論として、今後も増益、増配、株価上昇の流れが長期的視点で見れば続くと考えます。購入のタイミングは選ぶべきかもしれませんが、私個人としては今の株価でも購入候補になり得る銘柄だと考えています。

 

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