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【割安高配当利回り銘柄】「豊田通商」の株価推移と見通しについて

 

本日は総合商社の一角である「豊田通商」について紹介していきたいと思います。豊田通商はその名の通りトヨタ系の総合商社で、関係会社も含めて自動車関連事業を主力としています。

 

企業規模は時価総額で見ると、総合商社8社中6位(2019年10月11日時点)で、その額は約11,500億円と全企業の中で比較するとかなり大きな規模を誇っています。

 

また、総合商社株として例に漏れず高配当利回り銘柄です。そんな豊田通商の株価の推移を踏まえつつ、今後の見通しについて考えてみたいと思いますので、よろしければご覧ください!

 

 

【豊田通商の事業】

まずは豊田通商の事業から確認します。豊田通商も他の総合商社と同様に、非常に多くの分野での事業を行なっています。豊田通商では事業を7個のセグメントに分類していますので、それを以下確認していきます。

 

①金属

自動車素材、金属資源・製品の調達、加工、物流・販売機能を提供しています。幅広い金属を取り扱っていますが、やはり自動車に関係する金属が主力となっています。なお、金属セグメントは売上、利益を多く稼ぐ主力事業となっています。

 

② グローバル部品・ロジスティクス

自動車用構成部品の製造・販売やタイヤ組付事業等をを行なっています。現在世界39カ国に現地法人・事業体を展開し、グローバル規模の自動車部品サプライチェーンを構築しています。このセグメントは自動車に特化した事業です。

 

③自動車

自動車セグメントでは、トヨタグループ各社を中心に日本国内で生産された自動車、トラック・バス、産業車輌、二輪車、補給部品などを世界各国へ輸出しています。また、海外生産車の第三国への輸出にも携わっています。自動車の取引を担うセグメントです。

 

④ 機械・エネルギー・プラントプロジェクト

自動車産業を中心として、生産設備の一貫したサポート機能を提供する機械設備分野に加え、電力事業分野、エネルギー分野、プラント分野において、事業を展開しています。

 

⑤ 化学品・エレクトロニクス

通常の化学品の取り扱いに加え、自動車材料分野において、自動車用の樹脂・ゴムなどの製造・販売と車載電池向けなどの部材・部品の供給を行なっています。また、エレクトロニクス分野では、日本最大の電子デバイス商社グループとして、自動車や産業機器などに組み込まれるエレクトロニクス部品やソフトウェアを幅広く取り扱っています。

 

⑥ 食品・生活産業

食料・生活産業セグメントは、穀物・食品・保険・ライフスタイルの4分野で事業を展開しています。豊田通商の事業セグメントの中で、唯一自動車と関係のないセグメントと言えますが、構成比はかなり小さくなっています。

 

⑦ アフリカ

トヨタ自動車(株)のアフリカ市場における営業業務を担う他、アフリカにおいてヘルスケア、消費財・生活産業事業等を中心に事業を展開しています。このセグメントはやや特徴的で、事業内容を示しているというよりは事業地域を示しており、事業内容としては総合的に様々なことに取り組んでいます。

 

※参考:2019年3月期セグメント構成比

 

収益

売上総利益

当期純利益

金属

25.6%

15.5%

27.0%

グローバル部品・ロジスティクス

13.3%

11.7%

18.2%

自動車

9.6%

13.8%

17.4%

機械・エネルギー・プラントプロジェクト

13.9%

14.0%

14.3%

化学品・エレクトロニクス

22.2%

16.7%

14.1%

食品・生活産業

6.7%

6.8%

1.3%

アフリカ

8.7%

21.3%

7.7%

 

やはりトヨタ系の商社ということもあり、自動車に関連した事業が多いことが他の総合商社にはない特徴です。自動車関連事業で営業利益の約7割を稼いでいるとも言われています。

 

そのため、他の総合商社を見る際は資源・非資源比率を気にしたりしますが、豊田通商の場合はそれはあまり関係がなく、自動車業界の方に大きな影響を受けることを頭に入れておいた方がいいでしょう。

 

 

【近年の業績】

直近の業績は以下のようになっています。

単位:億円

営業収益

経常利益

純利益

2015年3月期

86,635

1,563

676

2016年3月期

81,702

1,281

▲437

2017年3月期

79,197

1,583

1,026

2018年3月期

64,910

2,097

1,302

2019年3月期

67,627

2,292

1,362

2020年3月期(予)

69,000

2,500

1,500

※2018年3月期より国際会計基準(IFRS)を採用

 

2018年3月期を境にの営業収益が一度大きく減少していますが、これは2018年3月期より国際会計基準による数値となっているためであり、気にする必要はありません。2018年3月期以降は増収増益の傾向となっています。

 

2016年3月期は資源価格の低迷による減益、特に純利益はガス事業の減損等によって赤字を計上していますが、翌年以降は増益を続けていますので、十分な収益力があると言えます。

 

 

【株主還元について】

豊田通商は配当に関する基本方針を打ち出しています。

 

「連結配当性向25%以上を基本方針とし、安定的な配当の継続並びに1株当たりの配当の増額に努めていく」としています。

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ここ数年の配当実績を見てみると、純利益・配当額・配当性向の全てにおいて増加傾向にあります。特に、増益・増配の傾向が強く、今後も増益が続けば配当が増えていくことも期待できそうです。

 

直近の配当利回りですが、まず豊田通商の株価は3,490円(2019年10月11日時点)です。配当額は2020年3月期予想では1株当たり120円となっていますので、配当利回りは3.4%です。

 

株主優待はありませんが、さすが総合商社ということもあり、配当利回りは比較的高いです。他の総合商社に比べると見劣りはしますが、株主還元の視点では魅力のある銘柄だと感じています。

 

 

【割安性】

次に投資判断の材料として、割安性の指標であるPBRとPERを確認してみます。

・PBR:1.03倍(2019年10月11日終値)

・PER:8.19倍(2019年10月11日終値)

 

PBRは1倍を少し超えた程度で、割安でも割高でもないといった感じです。一方でPERは8倍ちょっとと、一般的な銘柄と比べると割安ではありますが、総合商社8社の中では1番高い数字となっています。

 

配当利回りから見ても、PERで見ても豊田通商は総合商社の中では割安感が無い銘柄です。割安性を重視するのであれば、他の総合商社株を選ぶべきでしょう。

 

 

【株価の推移】

次に株価の推移を見てみましょう。過去5年間のチャート図です。

f:id:investor19:20191013172319j:plain

 

5年前から比べると株価はやや上昇していますが、1番高かった時と比べると下落しています。自動車株は景気の波や為替の影響を受けやすいと考えていますので、豊田通商の株価も似たような傾向があると思います。

 

ただ、個人的には現在の株価は落ち着いた価格となっていますし、おおよそファンダメンタル通りの株価形成になっていると考えます。そのため今後、増益・増配となれば株価も上昇していくと考えていますし、その可能性は期待できるでしょう。

 

 

【今後の見通し】

最後に今後の見通しを考えていきたいと思いますが、まずは判断材料から出していきます。

 

「ポジティブな材料」

・高い配当利回り

・好調な業績

 

「ネガティブな材料」

・急な株価上昇が見込めない

 

ポジティブな材料としては高い配当利回りと好調な業績があります。しかし、配当利回りは他の総合商社と比べるとやや低い数字となっています。また、業績に関しては自動車業界の影響を見ておく必要があります。豊田通商は半分自動車株、半分商社株だと捉えると良さそうです。

 

一方で、ネガティブな材料としては今後の急成長は見込めないということです。株価の大幅な値上がりを望むのであれば、それは厳しいでしょう。

 

今後も増益、増配、株価上昇の流れが長期的視点で見れば続くと考えます。購入するという判断もありだとは思いますが、個人的には総合商社として豊田通商を買うならば、他の銘柄を選びたいと思います。

 

結論としては、良い銘柄であるものの、他の総合商社銘柄よりは魅力が低いため、購入の優先順位は低いと考えます。

※あくまでも個人的な見解です

 

最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

 

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